萩原 智子

TOMOKO HAGIWARA

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元競泳選手

なぜこのプロジェクトに参画されたのでしょうか。
理由を教えてください。

私は23年間、水泳選手として戦う中で「大量の水の中で泳げる水泳は豊かさの象徴であり、幸せなこと」だと実感しました、飲み水がなければ泳ぐこともできません。
プールにきれいな水があるのは当たり前ではない、ありがたいことだと気づき、水への感謝の気持ちを子ども達と共有し、美しい水を次世代に残すためにどんなアクションが必要なのか一緒に考える「水ケーション~森と水の授業~」を行っています。私は水にフォーカスを当て10年活動してきましたが、水は地球上のあらゆる部分に繋がっています。
現在、地球温暖化の影響で異常気象による災害が各地で起こっています。
この先、さらに地球温暖化が進むと、生物の減少、食糧不足、病気の増加など、スポーツがしたくてもできない、生きていくこともままならない状況になると知りました。
次世代にも100年先も変わらない美しい環境の中で生活し、その中でスポーツをはじめ、様々なことに向き会える幸せを噛みしめてほしいと心から願っています。
スポーツには社会課題を解決できる力がある、そう信じてこのプロジェクトに参加しました。

ご自身が普段から行っている
使い捨てプラごみ削減に関するアクションを教えてください。

私は中学生の頃から本格的に世界を目指す中で、練習や試合での飲み物は、基本的にマイボトルに作って持参していました。
その習慣は今でも続いており、今は脱プラを意識して息子も一緒にマイボトルを持ち歩くことが多いです。
毎年、「萩原智子杯水泳競技大会」を山梨県甲府市(22回目)、福島県郡山市(11年目)、愛知県春日井市(8回目)で開催させていただいております。
各大会の開催意義は違いますが共通しているテーマは「子どもたちの夢が繋がる大会」「水泳の普及」「競技会強化」「人間性の向上」「社会貢献活動の推進」です。その他に各大会で行っている活動は、山梨大会では「共生社会に向けたインクルーシブ大会」「人と環境に優しいフードロス削減アクションとしてフードドライブの実施」「参加賞のプラ削減」「競技役員飲料のプラ削減」、福島大会では「東日本大震災復興支援活動」「参加賞のプラ削減」「ゴーグル回収(企業様連携)」、春日井大会では「参加賞の脱プラ」を各県のアスリートをはじめ、各水泳連盟様や競技役員さん、保護者の皆様にご協力いただき、社会課題にアクションしております。
まずは、子どもから大人まで「スポーツには社会課題を解決できる力がある」ことを共有していきたいと思い、活動を続けています。

ACTION PLAN
今後行っていきたいこと・チャレンジしたいこと

既に萩原智子杯水泳競技大会で行っているアクションに加え、今後は「環境教育」「環境クイズ」「大会参加者のマイボトル調査・宣言」「競技役員のお弁当・飲料のプラ削減」などにアクションしていきたいと考えております。
そのためにも、周囲の方々に思いを共有し、理解して頂くことも大切なプロセスとなると思いますので、まずは仲間を増やせるよう努力したいです。

MY PLEDGE
  • Rethink

    普段の生活や身の回りのものについて使い捨てをしていないかあらためる(意識する)

  • Rethink

    周りの人と気候変動などの環境問題について話す

  • Refuse

    必要のないプラスチック製品の使用をやめる、受け取らない

  • Reduce

    出来るだけプラスチック製品を使う量を減らす

  • Reuse

    使い捨てずに繰り返し使える製品を選ぶ

  • Reuse

    再利用できるものは継続して使用する

  • Reuse

    使わなくなったものをゆずる、有効活用する

  • Replace

    プラスチック以外の環境に配慮したものに変更する

  • Recycle

    リサイクルを意識してごみを分別する

  • Advocate

    使い捨てプラごみ削減のアクションを周りの人に提案する

  • Advocate

    「HEROsPLEDGE」を広げる

  • Advocate

    削減に向けた活動をしている人、団体を支援する

PROFILE

1980年、山梨県生まれ。
山梨学院大学大学院修了。
小学校2年生から水泳を始め、高校時代にはインターハイの200m背泳ぎで3連覇を達成。
2000年、シドニーオリンピックに出場し、200m背泳ぎで4位、200m個人メドレーで8位入賞を果たす。
現役引退後は、スポーツアドバイザーとして、スポーツ団体等の役員を務めながら、メディア出演や講演活動等も行っている。
山梨県・福島県・愛知県春日井市で萩原智子杯水泳大会を開催。
水泳の普及活動をはじめ、水の大切さと感謝の思いを伝える「水ケーション」の活動にも注力している。
2024年7月には、自身初の絵本『ペンギンゆうゆ よるのすいえいたいかい』(文芸社)を出版。1児の母。

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