なぜこのプロジェクトに参画されたのでしょうか。
理由を教えてください。
自分がスポーツをずっとやってこれて日本代表になれたのも、本当に多くの方々のご縁と支えがあってのことだと思っております。
そしてラグビー日本代表としてさまざまな国に行く機会をいただき、自分の知らない世界を知ることで、自分の環境がとても恵まれているということを痛感し、この立場に感謝をしながらラグビーを続けていました。
そんな中、3月11日、東日本大震災。
地元である東北・宮城が震災に遭ってしまったことにより、自分としてもスポーツを続けることが正解なのかどうか悩む時期がありました。
辛い当時でしたがご縁があり、地元の復旧活動に参加し、その活動の間、様々な子供達とラグビー体験やスポーツ体験を実施しました。
それを通して、アスリートは子供達に対し良い時間やきっかけを作り出すことができる存在であり、人を元気にすることができるということ、そしてスポーツは人生を潤すツールとして素晴らしいものだ、ということを知りました。
もう引退した身ではありますが、 あの時スポーツ選手でよかったと思った気持ちをずっと大切にして、自分のできることを少しずつでもこれからの未来に貢献して行きたいと思います。
ご自身が普段から行っている
使い捨てプラごみ削減に関するアクションを教えてください。
まずは知ることが大事だと思います。
もちろんマイボトルなどを持ってなるべくごみを出さないということもしていますが、 循環型社会へのシフトを考えると、街中で売られている商品がどのように循環・リサイクルされているのかを考えること、知ることが大事だと思うのです。
私の仕事はラグビーチームを運営することなので、スポーツを通じて多くの方に循環型社会の実現を意識してもらいたいと考えています。
相乗効果です。
自分の生活だけでなく仕事の部分でも幅広くの方に知っていただく為に、どのような仕組みを作ればよいかを考え発信していこうと思います。
ACTION PLAN
今後行っていきたいこと・チャレンジしたいこと
自分の所属している組織を使って、 スポーツを通じて環境問題に対しアクションが出来ないかを考えております。
スポーツというのは社会・地域のハブとしても非常に有効だと思っています。
人の集まりを強い力に変え、環境問題に対しても大きくアクション出来る仕組みを作ろうとしています。
多くの人々や企業を巻き込みながら、スポーツを軸にした環境問題へのアクションの仕組み化を、チームで実現して行きたいなと思っております。
MY PLEDGE
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Rethink
普段の生活や身の回りのものについて使い捨てをしていないかあらためる(意識する)
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Rethink
周りの人と気候変動などの環境問題について話す
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Reuse
再利用できるものは継続して使用する
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Reuse
使わなくなったものをゆずる、有効活用する
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Advocate
使い捨てプラごみ削減のアクションを周りの人に提案する
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Advocate
「HEROsPLEDGE」を広げる
PROFILE
南光台中学校卒業後、仙台工業高校に入学。
在学中に全国高校ラグビー大会予選決勝を2回経験するが、花園とは無縁であった。
二年時にU17東北代表に選ばれ、三年時にはU19日本代表に選ばれる。
2005年 中央大学法学部に進学。U19日本代表キャプテンとして、アジア大会優勝。
2006年 U19世界大会もキャプテンとして出場。11位。
2007年 日本ラグビー協会の「ATQ (Advance to the Quarterfinal) プロジェクト」の2海外派遣選手として、ニュージーランドのハミルトンに語学留学。
同地域のクラブチーム「テラパ」に入団。又、ワイカトラグビー協会のエリートアカデミーに入団。
2008年 昨年同様、日本ラグビー協会の「ATQプロジェクト」の2海外派遣選手として、ニュージーランドのハミルトンに留学。
2009年 サントリーサンゴリアスに入団。日本代表選出・初キャップ獲得。
2012年 主将に任命
現役中に優勝9回、準優勝は4回はリーグ最多。
2015年日本代表としてラグビーワールドカップ2015の「ブライトンの奇跡」メンバー
2016年にサンウルブズとして海外リーグに参戦(~2018年)
2017年 日本代表再選出
2019年 現役引退 社業専業
2023年5月20日から11月20日まで、同年秋開催のラグビーワールドカップ2023において、日本ラグビーフットボール協会から「ラグビー日本代表応援サポーター」の1人に任命される。
ブログが人気であり、ファンの間では「さんぽ」(http://makasampo.com) というあだ名で呼ばれている。
またウイスキー愛好家でもあり、ウイスキーエキスパートやプロフェッショナルの資格を持つなど、ラグビーの代表の中でも異色である。本人が講師をするウイスキーセミナーや定例会も人気である。