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日々のエコアクション

ゼロ・ウェイストで暮らす服部雄一郎のプラ削減豆知識 第4回『通販のプラ減術』

魔法の一言で緩衝材撃退!

通販のプラごみ、困っていませんか? 気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)が大量に入っていて、それだけでごみ箱がいっぱいになってしまった――そんな経験のある人も多いのでは?

でも、通販のプラごみは簡単に減らせます。注文時、備考欄に以下のような一言を書き込むだけ!

「ごみを減らしたいので、緩衝材等は一切入れないでいただけるとうれしいです。破損のクレームはつけません。」

これだけのことで、ほとんどのお店は商品を「そのままゴロリ」ダンボールに入れて送ってくれます。ごみは激減、ごみ出しの手間も減り、いいことづくめですので、ぜひ試してみてください。

もちろん配慮も必要

わざわざお店に「特別なリクエストをする」のをためらう方もいるかもしれません。でも、お店の側からいきなり「商品そのままゴロリ」で発送する勇気はないでしょうから、ここはやはり客の側からリクエストするしかないのです。

「そういう要望が一定数ある」ことで、お店の意識が変化していくことも期待できます。

ただ、お店の人を余計に戸惑わせるのは申し訳ないので、たとえば「ワレモノ」が含まれている場合には、①上記のリクエストはしない、もしくは、②通販ではなく地元の店で買う、といった線引きは意識するようにしています。

お店も安心して梱包の手間を省くことができ、こちらもうれしい――目指すのはあくまでもそんな地点です。

「通販を減らすこと」も大事

ひとつ忘れないでおきたいのは、通販(=遠方からの取り寄せ)そのもののカーボンフットプリントです。環境負荷を減らしたいと思ったら、通販そのものの頻度を減らすことも意識したいところ。

でも、「通販はエコの敵か?」と言えば、必ずしもそうは言い切れません。通販があるからこそ、「新しく開発されたエコ商品がマーケットを広げられる」というようなプラスの側面もあるわけです。

「買い物は投票」を意識しつつ、無理のない範囲で、「よりよい通販とのつきあい方」を探っていきたいですね。

 

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