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日々のエコアクション

ゼロ・ウェイストで暮らす服部雄一郎のプラ削減豆知識 第3回『買い物時のプラ減術』

買い物のプラ減は難易度高め?

せっかく「プラスチックごみを減らしたい!」と思っても、スーパーやコンビニの商品はどれもこれもプラスチックパッケージ入り。げんなりする人も少なくないと思います。こんな中、一体どうすればいいのでしょう?

「打つ手なし」に思えるかもしれませんが、「難しい」=「できることがひとつもない」わけではありません。わが家が心がけていることをご紹介します。

買い物時のちいさな心がけ

  1. 個包装・過剰包装のものは買わない

すべての商品が同じようにプラスチックごみを生み出すわけではありません。ごみが「より少ないものを選ぶ/無駄に出るものを買わない」だけでも量はかなり減らせますし、それがより望ましい包装への投票にもなります。

  1. ごみを減らせる店で買う

お店によって、ごみ問題への意識は様々。経験上、自然食品店やエシカル系の商店はごみ問題への感度も高い傾向にありますし、パン屋さんや肉屋さんなどの個人商店で買えば、写真のように、弁当箱やガラスジャーなどのマイ容器で買い物ができる余地も広がります。

3.お客様ご意見箱に書く

「買えるものがない」と感じる場合でも、お店に「声を届ける」ことは可能です。お店はお客さんの声に敏感です。すぐには実現しなくても、「こう願っている」「ここを不満に感じている」と伝えることで、よりよい未来を後押ししましょう。

  1. 本当に必要なものだけを買う

いちばん本質的な解決策がこれ。買わなければ、ごみはそもそも発生しません。立ち止まって「本当の必要性」を振り返り、モノを減らしてみれば、「買うお金」も、「買う手間」も減らせるばかりか、部屋もスッキリ。

「これっぽっち」を減らす意味

とは言え、「できることが限られる」のも事実です。「どうしても個包装を買う必要がある」「わざわざ別の店に行く暇はない」ということもあるでしょう。

でも、大切なのは、あくまでも「簡単にできることをする」。プラ減の基本は「無理のないところから」。「無理してすべてを諦める」のでは元も子もないのです。

望ましい未来は、「みんなが無理してがんばりつづける社会」ではなく、「みんなが無理なくプラ依存を減らせる社会」です。だから、「目の前のプラ1枚」にこだわりすぎず、必要なら個包装のお世話にもなって、あくまでも前向きに、目指すべき未来に向かって取り組んでいけるといいですね。

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